水処理、ガス分離、触媒、電池用電極材料などで広く利用されている多孔性カーボン材料の細孔分布評価において、これまで均一系カーボン表面を用いたスリットモデルを考慮して、NLDFTやGCMCを用いて細孔構造を評価していました。しかし、約1nmの細孔径において谷が生じ、現実的な細孔径分布との乖離があるとされてきました。
この度、Microtracでは、この問題を解決するために、不均一系カーボンスリットモデルを考慮したGCMCカーネルを構築し、当社の解析ソフトウェアBELMaster(Ver.7.4.3.1以降)に搭載しました。この改定に加え、DFTカーネルのラインナップにQSDFTカーネルも追加しました。
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