マイクロトラック粒子径・粒度分布測定装置は、1974年に米国リーズ・アンド・ノースロップ社が製造・販売を開始しました。本年2024年に50周年を迎えます。
この半世紀で粉粒体加工や粒子特性評価の技術は飛躍的に発展を遂げ、電池・電子部品、セラミックス、化学工業、製薬、エネルギーなど様々な分野で活用されています。近年注目が集まっている脱炭素社会や資源循環型社会に向けた取り組みにおいても、これらの技術は重要な役割を果たしています。
本セミナーでは、使用済みの家電製品等より希少・有価金属を回収する都市鉱山や廃プラスチック・天然素材の再利用など、粉粒体加工技術を活用した再資源化・リサイクルに焦点を当てます。その際、重要になるのは粉粒体加工プロセスの高効率化です。昨今ではコンピュータシミュレーションを活用し、粉粒体加工プロセスの設計を迅速化する試みが進んでいます。また、高効率化の実現には粉粒体の粒子物性評価も不可欠であり、マイクロトラックの粒子径分布測定装置はその市場拡大に大きく貢献してきました。
この度、東北大学 多元物質科学研究所 副研究所長 教授 加納純也 先生にお越しいただき、「最新のDEMコンピュータシミュレーション技術による粉体加工プロセス(粉砕・混合・分級)の高効率化、省エネルギー化、及び、再資源化」のテーマでご講演いただきます。
マイクロトラック・ベルからは、「再生材料の評価で活躍する、最新の粉粒体物性評価技術」について、グループ会社であるヴァーダー・サイエンティフィックからは、「ボールミル粉砕の最新技術、及びリサイクル試料の前処理粉砕」について講演いたします。
アプリケーションラボツアーでは、粉砕と粒子評価の実演も予定しており、様々な機器を直接ご覧いただくことができます。皆様のお仕事においてヒントになる情報を収集いただける機会ですので、是非ご参加をお願いいたします。
日時 | 2024年12月11日(水) 13:00~17:30 |
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定員 | 20名 ※定員となり次第締め切りとさせていただきます。 |
会場・アクセス | マイクロトラック・ベル株式会社 東京営業所・アプリケーションラボ 東京都渋谷区初台 1-46-3 シモモトビル10F MAP Googleマップでみる [京王新線] 初台駅 東口:徒歩約 5 分 [小田原線] 参宮橋駅:徒歩約 10 分 [大江戸線] 西新宿五丁目駅:徒歩約 15 分 |
参加費用 | 無料 |
時間 | 内容 |
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13:00~13:20 | 受付(10Fセミナー会場) |
13:20~13:30 | 開催挨拶・連絡事項・スケジュール確認 |
13:30~14:30 |
<招待講演> 最新のDEMコンピュータシミュレーション技術による粉体加工プロセス (粉砕・混合・分級)の高効率化、省エネルギー化、及び、再資源化 東北大学 多元物質科学研究所 副研究所長 教授 加納純也 先生 |
14:30~15:15 | 再生材料の評価で活躍する、最新の粉粒体物性評価技術 マイクロトラック・ベル株式会社 |
15:15~16:00 | ボールミル粉砕の最新技術、及びリサイクル試料の前処理粉砕 ヴァーダー・サイエンティフィック株式会社 |
16:00~16:15 | 休憩・移動 |
16:15~17:15 | アプリケーションラボツアー(粉砕と粒子評価の実演を予定) |
17:15~17:30 | アンケート記入・閉会挨拶 |